夢の続き~天国へのloveletter~(実話)
卓也が亡くなって数日が過ぎ麗奈は卓也の部屋から離れられずにいた


仕事も長期休暇をもらった


話を聞いた忍さんが何度も麗奈の大好物のチョコレートを持って会いに来てくれた



トントン


『麗奈ちゃん入るわよ』


卓也のお母さんが小さな段ボールを持って入ってきた


『麗奈ちゃん…本当にありがとうね。感謝してるわ…あの子も幸せだったはずよ』


お母さんは麗奈と卓也が仲良く笑って写っている写真をずっと眺めていた


『麗奈ちゃんの気の済むまでここに居てもいいんだからね…おばちゃん麗奈ちゃんまでいなくなったら…』


お母さんは抜け殻のような麗奈を強く抱きしめた


『お母さん…卓也の匂いが消えるまで、この家にいさせてください』



お母さんは何度も頷いた




『これ…卓也の会社のトラックから出てきたそうよ…麗奈ちゃんが持っておきなさい』



そう言うと持っていたダンボールを渡し お母さんは部屋を出て行った



卓也の遺品



麗奈は涙を拭いてゆっくりダンボールを開いた








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