夢の続き~天国へのloveletter~(実話)
『ぁ…たぁくやぁ〜!!』


あたしは中身を見て叫んだ


綺麗な小さな箱には婚約指輪が輝いていた


「卓也から麗奈へ」

「愛を込めて」


指輪にはそう刻まれていた


そして日付も…


その日付は皮肉にも卓也が永遠の眠りについた日となってしまった



あの日の記念日デートで卓也はこれを…最高のプレゼントって指輪だったんだ…




だから最近残業したり休みなして働いてたんだね




婚約指輪を買うために…




麗奈は指輪を右手の薬指にはめて卓也の写真に見せた


『卓也…似合うかな?』


『すげぇ〜似合うよ』


そう言う卓也の声が聞こえた気がした



卓也



最高のプレゼント



ありがとう








< 89 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop