PureLOVE〜キセキの確率〜2
◎穴の開いた心
<晋也と拓也>
すぐには事態を飲み込めなかった。
頭は真っ白になり、景色は現実感を失った。
僕は放心したまま親の車に乗せられて、病院へ向かった。
そこには晋也兄ぃがいた。
白い布をあげると晋也は首があらぬ方向に曲がっていた
な…なんだ…これは…
僕はその状態の兄が頭に焼き付いてしまった。
なんだ、なんだ、なんだ、なんだ!!!
これが晋也兄ぃ?
まさか!?
嘘だ!
僕はよろめいて、父親に支えられた。
皆、無言だった…
あまりにもリアルではないその状況を、僕の心は必死で拒絶していた。
「晋也…晋也…しんやぁ…」
母が急にこの現実に気がついたように、叫び出した。
兄にしがみついてわぁわぁ泣いてる。
僕も涙が一筋、流れた。
僕は兄とは仲がよかった。
趣味は音楽とバイクで、僕はその影響をかなり受けていた。
「あ、に、き…」
彼はそれ以来ピクリとも動く事なく、深い沈黙の中へとさっていった。
頭は真っ白になり、景色は現実感を失った。
僕は放心したまま親の車に乗せられて、病院へ向かった。
そこには晋也兄ぃがいた。
白い布をあげると晋也は首があらぬ方向に曲がっていた
な…なんだ…これは…
僕はその状態の兄が頭に焼き付いてしまった。
なんだ、なんだ、なんだ、なんだ!!!
これが晋也兄ぃ?
まさか!?
嘘だ!
僕はよろめいて、父親に支えられた。
皆、無言だった…
あまりにもリアルではないその状況を、僕の心は必死で拒絶していた。
「晋也…晋也…しんやぁ…」
母が急にこの現実に気がついたように、叫び出した。
兄にしがみついてわぁわぁ泣いてる。
僕も涙が一筋、流れた。
僕は兄とは仲がよかった。
趣味は音楽とバイクで、僕はその影響をかなり受けていた。
「あ、に、き…」
彼はそれ以来ピクリとも動く事なく、深い沈黙の中へとさっていった。