気づけば、あなたが

クラス編成

4月 5日ー

入学式当日



杏の所は
また朝から
にぎやかだった。



それもまた
母親の服装選び。



杏も
またか・・・と言った感じだった。




「お母さん、そろそろ決めないと時間なくなるよ」



最後の二着のどちらかを選んでいた。


「杏 どっちがいいかな?」



杏 呆れ顔・・・


「その水色ので いいじゃん」



杏は面倒くさそうに返事をする。



「そう? うーん・・・まあ 杏がそういうなら・・・」



「じゃあ 早く支度してよ!」


杏はそう言って
一階のリビングに降りて行った。



・・・もう これじゃ
どっちが親だか
わかんないじゃん・・・



杏はテーブルに着きココアを飲んで、母親の支度が終わるのを待っていた
< 101 / 145 >

この作品をシェア

pagetop