気づけば、あなたが
高校生活 二日目-



昨日は陽介と帰りも会わなかった。



避けていたわけでもない


クラスが別々になってしまったから・・・



そう思う事で
自分を納得させていた。



最初の授業は 各教科の先生方の自己紹介で時間を費やしていた。



それが杏には
退屈な要素だった。


時々 窓の外を見る。


午後から部活動見学になる。


少しは、この退屈から 逃れる事ができる。



今の杏は
高校生活をどうやって乗り切るのか思案中だった



もっと楽しい高校生活になると思っていた。




でも 神崎先輩は
やっぱり素敵だった。


ずっと憧れていた先輩。



常に女生徒が、周りを囲んでいたほどのモテぶりだった。



唯一 部活の時だけは、神崎先輩を独占できる時間



杏は改めて
神崎先輩に逢いたいと強く思った。
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