気づけば、あなたが
違う!
私が好きな人は・・・
ずっと憧れていた先輩。
その先輩が、紅南高にいるから受験した。
ちょっと不純な動機だけど・・・。
でもその為に、頑張って試験勉強したもの。
それなのに何で陽介に、ときめいちゃうわけ?
佳奈が陽介の事を好きなのかもしれないから?
やっぱり、おかしいよ。
その時、携帯の着信音が。
・・・美波からだ。
「杏、具合どう?」
「熱も下がったから、もう大丈夫」
「でもさあ、試験終わってからで良かったよね」
「急に顔が火照ってきたから、やっぱ机で寝ちゃったのが悪かったのかな」
杏は笑った。
「まあ、そのくらい元気になったら大丈夫だね。
陽介が最後まで待っててくれたんだって良かったじゃん!」
えっ! 陽介が?
「陽介が残ってくれたの?」
「あれ、知らなかったの? 佳奈から聞いたんだよ」
「佳奈から・・・そうなんだぁ」
そう言えば意識がいまいちなかったからあの後の事は覚えていなかった。
「杏・・・どうかした?」
「ううん・・・」
「じゃあさ、あんまり無理しないで、ゆっくり休みなよ。じゃあね!」
「・・・ん、あっ、ありがとう。じゃあ・・・」
陽介が・・・。
私が好きな人は・・・
ずっと憧れていた先輩。
その先輩が、紅南高にいるから受験した。
ちょっと不純な動機だけど・・・。
でもその為に、頑張って試験勉強したもの。
それなのに何で陽介に、ときめいちゃうわけ?
佳奈が陽介の事を好きなのかもしれないから?
やっぱり、おかしいよ。
その時、携帯の着信音が。
・・・美波からだ。
「杏、具合どう?」
「熱も下がったから、もう大丈夫」
「でもさあ、試験終わってからで良かったよね」
「急に顔が火照ってきたから、やっぱ机で寝ちゃったのが悪かったのかな」
杏は笑った。
「まあ、そのくらい元気になったら大丈夫だね。
陽介が最後まで待っててくれたんだって良かったじゃん!」
えっ! 陽介が?
「陽介が残ってくれたの?」
「あれ、知らなかったの? 佳奈から聞いたんだよ」
「佳奈から・・・そうなんだぁ」
そう言えば意識がいまいちなかったからあの後の事は覚えていなかった。
「杏・・・どうかした?」
「ううん・・・」
「じゃあさ、あんまり無理しないで、ゆっくり休みなよ。じゃあね!」
「・・・ん、あっ、ありがとう。じゃあ・・・」
陽介が・・・。