気づけば、あなたが
晴れた空の下


陽介は住み慣れた町を しばらく見つめていた。



引っ越しのトラックも先に出て行った。



陽介は佳奈に
少し話をした後

佳奈は泣きながら
帰って行った。




「陽介、行くわよ!」


母親の声がする。



陽介はもう一度
空を仰いだ。



新しい明日が始まる


今度こそ・・・


陽介は
やっと自分の進むべき道を歩き始めた。
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