どのぐらい好き?
第一章

出会い



あたしと祐樹の出会いは
単純にクラス変え。

私立中でクラス数多いから一年のときは存在すら知らなかった。


―――――――――――


「んじゃあ、学級委員決めるぞ」

今日あたしたちの担任になった若い先生は教室に入ってきた瞬間からずっと笑顔だ。

だからといって
学級委員なんて
誰もやりたがらない


「…祐樹やれよ!」
声がした方を向くとあきらかにサッカー部と分かる集団。

「は?意味わかんねえ!」
「じゃあ男子は祐樹…中山祐樹!」



あっけなく決まった学級委員。
周りの女子が騒ぎだす。

なんなの?
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