私には霊が見える…




そっか……


千夏さんにそんな事が起こってたんだ


『多分影はその男の人だよ。』


私は千夏さんに話した

「やっぱり」


『別に怒ってはいないみたい。ただ知ってほしかったって』


私は影から感じた事を千夏さんに話した


『湖にいた二人の霊は親子でその湖で亡くなったみたい。ただそれだけ言いたかったって』


「どうして?」


『多分千夏さんが一番怖がってたんじゃない?だから悪さはしないって言いたかったのかもね』


「そっか。そうなんだ」


千夏さんは全身の力が抜けたみたいにため息をついた



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