7つの日々。
オトはほとんどそのカレーを口にしなかった。

僕らが食べ終えるのを水をちびちびと飲みながらまってる。

オトは本当に綺麗になった。

空手で鍛えた引き締まった身体に、少しばかりのふくらみがみてとれる。

君は気付いている?

時がたって、幼い君は大人になった。

でも、何にも気付かないまま。

今、ここに居るのに、なんだか君が遠い気がする。

気の所為だといい。

全部そうだといい。

丁度食べ終わったころに電話がなった。

ユーリさんがそれに対応する。

「……もしもし。……あ、いえ、はい。」

乗り気じゃない応対と、背を向けるユーリさん。

少し気になった。

でも、後ろから僕を突いてくるヤツの方が気になった。


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