7つの日々。
結局、僕の知らないところで、時間は進んでいたということだ。

たぶん、それだけ。

オトは中学時代、僕に手を出すヤツに片っ端から手を出していた。

いじめられッ子体質の僕に予防線を張ろうという、彼女の親切心からくる行動だった。

その行動を知ったのも、入学して半月以上すぎたころ。

言い訳しても仕方ない。

変な体質が僕に友だちというのを作らせなかった。

その所為でオトを巻き込んだ。

結論、オトを変えてしまった根本的な原因は、僕にある。

気付けばよかった。

結論というのは、いつも非情。

結果というのは、大抵の場合残酷なものだ。

ゴメン、オト。


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