7つの日々。
i like you.

それがオトの答えだった。

「友だちでいよう」

ちいさくぽつんと書かれたその文字は、愛に溢れている気がした。

でも、それは気のせい。

その愛は幼馴染である弱虫の僕に向けられていたモノ。

世界は真っ白だった。

たぶん、世界の始まりはこんな色だったろう、という錯覚さえ覚える。

その真っ白な中に僕はいる。

太陽の白を知らない?

太陽に向かって目を開くと、目が眩む。

その一瞬前の白が太陽の白だ。

固まっている僕にノートが飛んできた。

クリーンヒット。

ノートと頭がぶつかった時に出る音とは思えないくらいいい音を立てて当たりはらりと落ちる。

なかなか痛い。
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