7つの日々。
一方的なんだよ、僕の愛は。

オトの言葉はノートに残っていく。

僕の声はちゃんと君の心に残っていたらいいんだけどさ。

「久しぶりに歩いたの」という言葉を残して、オトは夢に埋もれていった。

後ろ姿が恋しい。

二日目にして、無防備に眠る彼女を襲ってしまいそうだ。

なーんてな。

意外と節操な考え。

男は皆オオカミだと、どこかの有名な誰かが言ってたけど、わからなくもない。

オオカミは本能丸出しで君を見つめるんだ。
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