7つの日々。

黒板には白い文字

僕はユーリさんに教えてもらってオトの通う高校にきた。

中学のころ憧れていた学生服が少し幼稚にみえる。

少し笑えた。

ここにはオトを含め、僕の過去を知る何人かが進学している。

イジメの主犯格もたしかここ。

それがネックになるのかといえば、今の僕にはそうでもない。

ただ、不安なのだ。

県内有数の進学校でありながら、オトをどうやって苦しめているのか、僕には検討もつかなかった。
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