7つの日々。
千寿妹に返事をしてみる。

「遅刻」
「いーの。いつも遅刻だよ。にーさん、どうしてここにいるの?」
「野暮用だ」
「じゃあ、一緒に行こう?」
「一緒に?」

何か、なつかれてるんだけど。

「遅刻の言い訳に、ね?」
「面倒だし」
「えー」

僕は千寿妹を無視して、先へと急ぐ。

事務室に行けば、何とかなるだろう。
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