7つの日々。
オトはそんなことしない。

いつだって僕を助けてくれた。

ユーリさんは僕の前に座ってピンク色の紅茶を置いた。

カチャリと虚しく音をたてる。

「ちいくん。昔とは違うの。何もかも変わった。ちいくんだって大きくなった。それと同じ。オトコも変わったの。」

ユーリさんは淡々と話す。

まるで現実味がない。

オトは僕の絶対的存在で、無敵で、どこまでも正義のみかた。

時間の流れを感じた。

僕はこの3年間、変わり続けてきた。

彼女もまた、変わった。

「大声だしてすみません。」

でも、僕は会いたいとこいねがう。
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