7日目の恋



会いたかった人…


何故か、

ずっと話がしたかった人―。
























「桐谷先生…」






なんで、先生がここに??







ドクン…。
ドクン…。

又だ……





また、胸が苦しいよ。















「何してんの?」






先生の低い声が私の耳を通る。










熱くなる。




私の頬。













「べ…別に~」







上手く話が出来ない。






「せ…先生こそ、何してるの?」






先生と目が合う。

眼鏡の奥の黒い瞳。








「別に~」








私と同じ事を言って笑う先生。








胸がキューッてなった。

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