7日目の恋
「舞……」
太郎が近づいてくる。
「りゅ…竜君」
二人の顔が近づく。
唇が重なる。
私達は無我夢中で唇を合わせた。
まるで…何かを忘れようとしているかのように…。
太郎の手が私の腰から下にいっている時だった……
ガラガラガラ――……
生徒指導室のドアが開いた。
私達はとっさに離れた。
「佐々木―!何してんだぁーお前は早く帰れ」
入ってきたのは生徒指導の中山先生だ。
「は~い…さようなら」
竜君が帰ってからは中山先生と私の2人だけなので部屋の中は嫌な沈黙が流れた。