7日目の恋
「だからー、地球は自転と公転ってゆうのがあって―…」
なんか、星とか宇宙の話になると急に熱心になる先生。
「先生、星好きなんですか??」
「え??!!」
…初めて目があった。
やっぱ黒くて、深い瞳。
「え?!な…何で?分かるん?凄いしッ!!」
やっぱり…
「見てたらなんとなく…」
そりゃー目が違いますよ。
「そうやねん!!星めっちゃ好きなんよッ!!」
…しゃべり方変わってるし。
「だってな?星て何億万年も前に出した光がやっと、今晩地球に届いて、光って見えるんで?それって凄くない!!??」
目が輝いてる。
なんか少年みたいに話す先生。
無性に可愛く思えた。
先生に思えないや…この人。
良い意味で若い。
隣にいる年の近いお兄ちゃんみたいな人だと、桐谷先生の初めての授業でそう思った私。