7日目の恋
キーンコーンカーンコーン―
あ…終わりだ。
なんか、寂しくなった。
「早いですね…もう終わっちゃった。」
「…プリントはまだ終わってないぞ~!!明日までにしてくるように♪分かんないとこあったら、いつでも聞きにこい」
そう言って笑う先生。
「…説明はしてくれませんよね!?」
私も笑う。
「さ~ね…どうかな♪…じゃあ、お疲れ様でした」
私の頭をポンて叩いて、桐谷先生は授業室から出ていった。
変な人…。
いつも、寂しそうな瞳をしているのに、たまに少年みたいに笑って話す桐谷先生…
笑わない人かと思えば、クラスの中心にいそうな子のように、はしゃいでたり…
近寄りがたい人かと思えば、凄い優しい表情も、もってて…。
理解不能だ。
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