7日目の恋
―――……
私はバスに乗り、学校へと向かう。
入学式かあ…
なんか、緊張しちゃう。
バスは陽気な春の風に包まれて走る。
窓を開けると、
私の頬に
暖かな春風があたる。
又…
思い出す。
あの日の事を
私が何度後悔しても、
後悔しても……
後悔仕切れない…
あの日
あの時。
何で、あの日、
ちゃんと伝えなかったのだろう。
ちゃんと言っておけば…
伝えていれば…
………
なーんて…
もぅ遅いのに…
あの日は
今日と正反対の日だった。
冬の寒さが染み渡る…そんな日だった。
空は晴れより少し曇ってて…
雪が降りだしそうな…そんな天気だった。
でも貴方がいてくれたから…
笑ってくれたから。
心はいつも、
暖かかったんだ。
先生?
今、貴方は何処にいるの?
誰といて、
何をしてるの?
この空の下にいるの?
ちゃんと笑ってる?
いつも、この繰り返し。
思い出す
場面が2つある。
いつも、
心の何処かにある
2つの天気。
2つの出来事。