7日目の恋
家の玄関まで行くと、お母さんがドアの前に立っていた。
「舞ッッ!!こんなに遅くまで何処に行ってたのッ??心配するでしょう!!」
お母さん…
「…ごめんなさい…」
ギュッ
急にお母さんに抱きしめられた。
「………」
お母さんの体が凄く冷たくて、ずっと私を待っていてくれてたんだ…って思うと、悲しくなった。
「ごめッ…―ごめんなさいッごめんなさい…!!」
自分の体が熱くなっていくのがわかった。
「無事でよかったわ。さッ!!中に入りましょ」
こんなに泣いたのは…
何年ぶりだろう…。