ヴァンパイアの花嫁 番外編①
苦しめる為と言われてティナは反射的に後ずさる。


(この男は危険、アメリア?ダーモッド?どこへ・・・)


「あの2人は眠らせてある 安心しろ、眠らせているだけだ 用はお前だけにある」


「どうして!」


自分の考えた事がこの男には筒抜けだ。


「シールドの張れないお前の頭の中など筒抜けだ」


口元に笑みを浮かべる。


「さあ、一緒に来るんだ お前の為に地獄に落ちた女を見に行こうじゃないか」


ジェイソンはティナに騒がれない為に催眠を施した。


「い、いやっ!」


ティナが思いっきりかぶりを振る。


「さすがにレオンの血を分けられただけあって催眠は効かないって訳か・・・」



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