(企)さよなら、大好きな人

竜夜以外は誰も
要らないし

考えられないんだもん


それでも竜夜を好きだった


竜夜だけが

あたしの理解者で

あって欲しかった


一番の悲しみは

竜夜と離れてしまうこと


竜夜と別れてしまうこと


ただそれだけだった


途中まででもいい


一緒に帰って欲しかった


毎日

一人であの道を通るのは

心細くて、周りも真っ暗で

何も見えなくて

竜夜がいないだけで急に

いつものあの道が怖くてしかたがなかった


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