Blkack or White
「オジサン誰ですか?」
「私は特別警察隊隊長である!
残念だったなぁアマローネ!私に見つかったからには、捕まるしか選択肢はない!!」
ニヤけながらペラペラと喋る男
レンを見つけたのが嬉しいのか、早口になっている
レンは面倒臭そうにため息をつくと、キョロキョロと周りを見渡した
「ガッハッハッ!!無駄だアマローネ!!
お前の周囲は隊員だらけ…1ミリも隙間などないのは見て分かるだろうが!!」
そう、レンの周囲はゴツい隊員の男たちに隙間なく囲まれていた
が、レンはそれを聞いた瞬間、ニヤッと口元をつり上げる
「隙間?あるじゃん」
「ほう…どこにだ?」
自信満々な顔で聞き返す隊長
レンは隊長を見ると、ニッと歯を見せながら笑った
そして…
「どこに?教えてあげるよ
上さ!!」
高く高く跳び上がった
隊長達は思わず目を丸くする
レンはそのまま隣りのビルに着地すると…
「バーイバイ♪」
そのまま走り出した