smile
なんて声があちらこちらから聞いた…。

「いいなぁ~」
そう。
私は…居残り。


あッのクソ野郎さえいなければ…。

あ゛ぁーッ!!

「カラオケ行きたいーッ!帰りたいーッ!!」
と叫ぶ私。

……シーン…。とする教室。

はぁ……。

すると…


『愛羅!』

「桃美…」

『和輝から聞いた!居残りなんだってね!』



…ニコニコして言うな…

「本ッ当!!!最悪…」

すると…

『頑張れッ♪』


あぁ…ここにも嫌な人がいる…。

気のせい……?

イヤ…気のせいではない。
……。



私ってつくづく可哀想な女…。
【…何だよ!?いきなり(笑)】


翌日も居残り…
またその翌日も居残り… またまたその翌日も居残り…


はぁ~…

やだよぉ~(泣)



すると…

『どぉ?地獄は??』
とニコニコして言って来たのは和輝。


全ては…こいつから始まったんだ…。

「ん~?いろんな意味で最高だよ!!」
と嫌みたっぷりに言ってあげた…。


『怖い女…』

「うん!君のおがけでねッ!」

と笑ってない最高の笑顔で言ってあげた。

すると…
『…あ。愛羅と和輝。』
鮎川先生が教室に入って来た。

『愛羅~頑張ってるじゃん!』

「そうなの。私真面目だから!」

『嘘ばっか…』
と呟いた和輝。

「…和輝~何か言った?」

『えっ…気のせいじゃね??』

「あ…。やっぱり?」
と私…。

すると…
『でも、本当可哀想だね…』
と先生。

やめとくれ……。
それ以上言わんといて…。

「…先生…明日から遊びたい…」
と甘~い声で言ってみた。

【…!?どっからそんな声出してんだ…??(和輝の心の中)】

『遊びたい年頃だもんねぇ~』
と先生。
「うん…。遊びたい年頃なのッ!」

『じゃあ、平岩先生には先生から言っといてあげる!』
「マジ?!ありがと~♪」
『じゃあ、も~帰りな!』
「帰る帰る♪バイバーイ!」と言ってすぐ教室を出た。
『早ッ!!』
と呟く和輝だった。



やったぁ~♪
これでやっと!地獄から抜け出せる♪♪


めっちゃ嬉しーッ!!

って事で地獄から抜け出せた愛羅なのでした(笑)
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