smile
「何?嫉妬??趣味悪ーッ!!」
『はぁ?まさかッ!!』
と意地をはる桃美。
まぁ、学年で一番モテてたもんね…。
「ダメだよ。悪い事考えちゃ。」
『はぁ?アタシそんなに小さい女じゃないから!』
「もぉ~意地はっちゃってッ!!」
『殺すよ…?』
……。
「すいません…。」
「和輝…、興味無いの?」
と私。
そう。
和輝だけ、大人しく読書をしていた…。
和輝以外の男子は優奈ちゃんに興味津々だって言うのに…。
『ねぇよ…』
と和輝。
『とか言って、一番興味あったりしてッ♪』
と桃美…。
『はぁ?ねぇから』
あらまたッ!!
目が本気ですわ…この子。珍しッ!!
「熱ある…?」
と私…。
『馬鹿にしてんの?』
と和輝…。
「…別に…?」
だって…そうでしょ!?
『もしかしたらのもしかして…!?』
と桃美。
『あ…?』
と和輝…。
『…好きな人でも居んのッ!?』
「えっ!?」
『はぁ~…居ねぇし…』
と呆れた和輝…。
『じゃあ、なんでぇ~』
と拗ねた桃美。
『だから、興味ねぇもんはねぇの!!』
…らしくな~い…。
『お前ら日本人だろッ!?解れよ…』
『はぁ?ウッザ(怒)』
と桃美。
「まぁまぁ…」
と落ち着かせた私。
転入生と一度も話せない私達…。
いつになったら会話が出来るのだろうか…?
和輝のあの珍しさも気になる…。