smile

「何?嫉妬??趣味悪ーッ!!」

『はぁ?まさかッ!!』
と意地をはる桃美。


まぁ、学年で一番モテてたもんね…。

「ダメだよ。悪い事考えちゃ。」

『はぁ?アタシそんなに小さい女じゃないから!』
「もぉ~意地はっちゃってッ!!」
『殺すよ…?』

……。

「すいません…。」



「和輝…、興味無いの?」
と私。

そう。
和輝だけ、大人しく読書をしていた…。

和輝以外の男子は優奈ちゃんに興味津々だって言うのに…。

『ねぇよ…』
と和輝。

『とか言って、一番興味あったりしてッ♪』
と桃美…。


『はぁ?ねぇから』

あらまたッ!!
目が本気ですわ…この子。珍しッ!!


「熱ある…?」
と私…。

『馬鹿にしてんの?』
と和輝…。

「…別に…?」

だって…そうでしょ!?

『もしかしたらのもしかして…!?』

と桃美。
『あ…?』
と和輝…。

『…好きな人でも居んのッ!?』

「えっ!?」

『はぁ~…居ねぇし…』

と呆れた和輝…。

『じゃあ、なんでぇ~』
と拗ねた桃美。

『だから、興味ねぇもんはねぇの!!』

…らしくな~い…。
『お前ら日本人だろッ!?解れよ…』

『はぁ?ウッザ(怒)』
と桃美。

「まぁまぁ…」
と落ち着かせた私。




転入生と一度も話せない私達…。


いつになったら会話が出来るのだろうか…?


和輝のあの珍しさも気になる…。
< 9 / 24 >

この作品をシェア

pagetop