1Rの彼女
『ちょっと、何してたのよ!!ちっとも電話に出ないで。』


『電話がかばんの奥に入って、見つからなかったんだよ。』



最初っから母親のこのテンション。

絶対に悪い知らせだ。



『あのね、アンタに頼みたいことがあるのよ。』


『何?俺今ちょっと忙しいんだけど。』


『すぐ済むわよ。アンタの家に、ちょっとの間預かってほしい子がいるのよ。』


『はぁ?それ、どういう事だよ?』


『住むところに、困っているんだって。アンタ明日用事あるの?その子、明日アンタの家に行くから家に必ず居てちょうだいよ。お母さんの知り合いの子だから、仲よくしてよ。』


『順を追って説明してくれよ。何で俺が預かんなきゃいけないんだよ。』


『アンタ今忙しいんでしょ?向こうの子には14時に行くように言っとくから。じゃーね。』




ガチャン!!
ツーツーツーツーツー。



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