1Rの彼女
「拓馬~。お前いつの間に、あんな美人の彼女つくって、同棲までしてんだよ!?」

「違うんだ。康介、誤解すんなよ!!」


俺の話なんか、聞いちゃいない。


「がっかりだなぁ~。親友だと思ってたのに。隠し事されるなんて…。」

「本当に、違うんだって。訳があんだよ。あの人は…」


ポンポンと俺の肩を叩く。
心配するなって顔してる。

「あんな美人、紹介したくない気持ち分るよ。」


全然分かっちゃいねぇ。


「だから、お前の勘違いだって!!」

「分かったよ。結子さんのことは、言わないでてやるよ。」

「頼むから、俺の話…」

「そのかわり、今度飯奢れよ。じゃあ、俺もそろそろバイトの時間だから行くわ。忘れんなよ。」


康介も結子さんも、言い逃げすんなよ…。
だから、俺の話を聞いてくれー!!!


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