1Rの彼女
まさに罰ゲーム。
生と死をかけた戦い。

結子さん、俺の意識が無くなったら、すぐに救急車呼んでください。


恐る恐る特大白おむすびを口に運ぶ。
俺、ちょっと手震えてない?

一口食べた。


「美味い。」


お世辞でもなんでもない、素直な感想。
ちょうどいい塩加減。

信じられない。
これを作ったのが、あの結子さん??


「結子さん、本当に美味いです。こういうシンプルなのって、実は作るの難しいのに…。」

結子さんの満面の笑顔。

「でしょ~♪アタシの得意料理なんだ。タクに褒められて嬉しい!!実はアタシ料理の才能あるかも!!明日はカレーでも作ろっか!??」


はぁ…。
『口は災いの元』とは、まさにこのこと。





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