1Rの彼女
昼も近づいてきた。

構内を歩いていると、気のせいだろうか?
道行く人が、俺をチラチラと見ている。


「なぁ、なんか俺見られてない?」

「気のせいだろ?それより飯食おーぜ。」


気のせいだったら良かった。
まさか、あの朝の占いが現実のものになるなんて…。


ゼミで一緒のヤツに声をかけられた。

「三上、お前なんかしたのか?」

はぁ?なんかってなんだ?

「あっちで、お前のこと探してる人いたぞ。いろんなヤツに声かけてるみたいだったけど?」


見当がつかない。一体誰がそんなことしてるんだ?
気味が悪い。
俺と康介は、目撃したという場所に行ってみた。



行ってみると、十数人くらいいた。
なぜか男ばっかり。
そのうちの一人が、俺と目があった。

「あ、あいつだろ?見つかって良かったね、おねーさん。」


おねーさん??
まさかだけど、まさかじゃないよな???



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