1Rの彼女
『あっ、ダメ…』



「やっぱり聞こえるでしょ!?…こっちから?」

そう言うと、隣の部屋側の壁に耳をあてる。


『あっ…そんなに激しくしちゃ…ダメぇ…』

『ダメなの?』



「そんなトコロじゃ聞こえないよ。タクもこっち来なよ!!」


返事をする間もない。
結子さんに腕を掴まれ、壁際に引っ張られる。

すぐ目の前は、聞き耳たててる結子さん。
近い。
結子さんは俺の太ももに手を置いたまま。


結子さんの手前、俺まで聞き耳たてるハメになる。



今度は男の声がした。

『嘘つきだなぁ。自分から腰振ってるのに』

『ああっ、やあぁ…んっ…』



これって、もしかして、もしかすると!?




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