1Rの彼女
結子さんとの買い物の帰り。
当然、荷物は俺が持っている。

俺の前には結子さん。
もちろん手ぶら。
スキップなんかして。
ときどき俺のほうを振り向いて、「タク~、遅いよ~。早く!!」なんて言う。




アパートの前に、引っ越し業者のトラックが止まっていた。

買い物に行くときには無かったのに。
空き室は無いから、誰か引っ越すのか…?


あ…。

引っ越しの作業をしているのは、お隣さんだった。
作業の途中、お隣さんと目が合った。


会釈をしたが、この前のエッチ声のことがあってまともに顔が見れなかった。


気まずい。
ひとり勝手に戸惑ってる、俺。



ここで懺悔します。
あの時は、本当にごめんなさい。









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