1Rの彼女
あんなことって、もしかして…!?


「気づいて…たの?」


結子さんがコクンと頷く。


「キスも、好きって言ってくれたコトも…アタシ嬉しい。」


これって現実?
都合のいい夢を見ているだけ?
やっぱり目の前にいる結子さんは、幻…?


「あのトキの続きする?」

「え…?」


返事をする間もなく、結子さんの顔が俺の顔に近づいて。

唇が触れた。


あのときの、結子さんの唇と同じ感触。

結子さんの舌が、俺の口に入ってくる。


本物の結子さん。
骨が折れるんじゃないかと思うくらい、俺はきつく結子さんを抱きしめた。
きつくきつく抱きしめて、俺は結子さんをベッドまで運んだ。


結子さんの甘く甘く可愛い声が、俺の部屋に響いた。
誰にも見せたくない、可愛い結子さんの顔。





突然現れた、きれいなお姉さんは…。

部屋を奪って、俺のココロまでもきれいに奪ってくれた。




隣に住む、きれいなお姉さんが…。

俺の彼女です。



fin.



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