君の隣にいたい...
季節は冬。
明日から冬休み。
俺は結局なにも変わってない。
そして麻凛のことを好きな気持ち
はこれからも変わらない。

「麻凛おはよ」
俺は声をかけた。
『おはよう…』
麻凛には笑顔がなかった。
いつも俺に笑ってくれたのに。
俺なんかした?
なんもしてねぇし。

そう思いながら俺は言った。
「どうかしたの?」
『別になんも』
冷たいよ。
「麻凛いつも違うし」
『そんなことない』
「そんなことなくねぇよ」
『別に翔也に関係ないじゃん』
「そうだよね」
俺は関係ないよな。
でも俺にとってはすごく関係ある。

お前が苦しいんだもん
俺も苦しいよ...麻凛。
< 10 / 23 >

この作品をシェア

pagetop