君の隣にいたい...
放課後。
俺は圭吾んちで遊んでいた。

「なぁ。圭吾は好きな人いるの?」
『俺っ?いるよ』
「まじかっ誰?」
驚いた。こいつに好きな人が
いるとは思わなかった。
『俺は沙代が好き。』

佐々木 沙代
同じクラスのギャル。
麻凛とも仲がいい。

「へぇ。初耳だ。」
『俺誰にも言ってねーもん』
「まじかよ。」
『お前は麻凛だろ。』
「なんで知ってんの!!??」
『お前見てれば分かるよ。』
「俺ってそんなに分かりやすいの?」
『うん。』
知らなかった。
こんなに俺が分かりやすかったとは…

『よっし。翔也がんばろ』
「なにを?」
『麻凛に決まってるだろ。』
「無理だよ。彼氏いるじゃん。」
『弱気になるんじゃねーよ』
「お前頭大丈夫?」
『俺明日からアピールしまくる』
「爆笑。がんばれ。」
『翔也もだよ。』
「俺はいい。」
『はぁ。そんなんじゃ麻凛の彼氏になんか絶対なれないよ。』
「お前に言われたくないし。」
『じゃあ、がんばろ。』
「いいよ。絶対俺の彼女にする」

麻凛がだいすきだから、
どんなことしてでも
こいつの隣にいるため
がんばることを決めた俺。

後悔はしない。
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