俺的日常生活
「お・ま・た・せ!」
「言い方キモい。つか待ってねぇし」
「嘘つくんじゃありません!」
「本当だ」
あ~あ、
こいつが来るまではゆっくり本読めたのに。
「さて、あたくしも読みますかな」
本のジャンルは雑多だな。
でも一つこいつが絶対に読みそうにない本のジャンルがあるぞ…?
「お前経済の本なんか読むのか?」
「あぁ、まあね…」
意外だな。
でも少し顔が曇ったように見えたのは気のせいか?
「そういやお前さ、名前なんてーの?」
「あれ?教えてなかったっけ?」
「うん」
「誰が君に教えるかボケ!」
「は!?」
「というのは冗談です。ぷっ!本気にしちゃってウケる~!」
こいつマジ腹立つわ……。
「はい。え~ワタクシの名前はですね~…」
「………」
「………」
「………」
「………」
「…早く答えろや」
「わかったわかった!も~そんなに怒んないでよ~。ちょっとためただけじゃん」
ためる意味がわからん。