俺的日常生活






「お・ま・た・せ!」

「言い方キモい。つか待ってねぇし」

「嘘つくんじゃありません!」

「本当だ」




あ~あ、
こいつが来るまではゆっくり本読めたのに。




「さて、あたくしも読みますかな」




本のジャンルは雑多だな。



でも一つこいつが絶対に読みそうにない本のジャンルがあるぞ…?




「お前経済の本なんか読むのか?」

「あぁ、まあね…」




意外だな。

でも少し顔が曇ったように見えたのは気のせいか?




「そういやお前さ、名前なんてーの?」

「あれ?教えてなかったっけ?」

「うん」

「誰が君に教えるかボケ!」

「は!?」

「というのは冗談です。ぷっ!本気にしちゃってウケる~!」




こいつマジ腹立つわ……。



「はい。え~ワタクシの名前はですね~…」

「………」

「………」

「………」

「………」

「…早く答えろや」

「わかったわかった!も~そんなに怒んないでよ~。ちょっとためただけじゃん」


ためる意味がわからん。


< 19 / 58 >

この作品をシェア

pagetop