なくした記憶
★秀★




「私達って付き合ってるのかなぁ」


「…あぁ」

一瞬、ほんの一瞬考えてしまった
俺が七瀬を本当に幸せに出来るのか

『お前にそんな権利あると思ってんのか!』


『お前のせいで七瀬の幸せが無くなったんだ!!!』

俺は、

「七瀬…」

「何?」

「ごめん…」
七瀬に唇を重ねた

「ンッ…チュッン…やめて…アッ…やめて!!!」

俺は突き飛ばされた

そして
「別れよ…俺ら」


俺はお前を幸せに出来ない











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