Comfortable
「・・・っ」



泣きたくなんかないのにどんどん溢れてくる涙。


視界の隅に写った時計の針はすでに4時半だった。


生徒会に行かなければ行けないのに今となってはそんな気力すら残っていない。


生徒会長に怒られてしまってもいいや・・・っていう思いが強い。


あたしは少し頭の体重を窓に預け1人でそのまま涙を流していた。


あたしの名前は、春原 結花(すのはら ゆか)


普通の中学3年生・・・。


さっき付き合ってた人と別れたのが原因で今、泣いています。


静かな教室・・・。


誰一人通ることの無い廊下な・・・はずなのに
微かに響く足音。


・・・・______


ガラッ


教室の扉が開く音がした。


振り向いてみたらそこにはあたしの付き合ってた奴の親友が居た。



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