危険な同居人!?
肩が震えている。

ポタッ ポタッと
涙が床に落ちていく。


空はいつも、

悩みを話さないから、


いつも人の悩みばっかり聞くから、





自分でためこんでいく。





いつも自分を
犠牲にしてきたんだ。





俺は空を抱きしめて

頭を撫でた。



「ひか・・・るっ」
「空、泣きな」



空は小さな声で
ごめん
と言って静かに泣いた。

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