危険な同居人!?
「はっ2年だとよ~」
「紅、良かったじゃん?」
「5対2でやろうぜ~」


佐伯は俺のほうへ向かってきた。
佐伯は眼鏡をはずしていて、
イケメンって感じがした。

「いるよな~」
「は?」
「後輩にレギュラーとられて
後輩にぶつかるやつ」

佐伯はにやっと笑った。
さっきまでのイメージとは
全然違った。


「紅だっけ?
俺はお前の味方やし。
一緒に戦おうぜ」


そういって今度は
爽やかな笑顔で笑った。


俺はなんだか
こいつは信用できる、

どこかでそう思った。



俺は佐伯にボールを渡し

「足引っ張るなよな」

すると佐伯は
「そっちこそ!!」


そう言って走り出した。
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