危険な同居人!?
俺は佐伯の下の名前を呼び、
右手を差し出した。



一輝は、


「ふっ」


下を向いて笑い、


「よろしくな、“優雅”」

俺の手を握った。
中学に入って、
初めての親友ができた。



この後1対1で
1時間ほどバスケをした。



くたくたになった俺は、



「ちょっ優雅動くなっ!!」
「かっとばせーっ」


一輝のチャリの後ろに乗った。



「紅ーっ佐伯ーっ!!」
先生に見つかり、


次の日の朝、こってり怒られた。

でもなぜか楽しかったのを
覚えている。
< 164 / 191 >

この作品をシェア

pagetop