危険な同居人!?
第4章*信頼

苛立ち*遥

「優~」
「どうした?沙羅」
「私あの子に謝ったほうがいいかな~?」

この人の話は聞いたことあるけど
会ったのは初めてだ。
なんていうか・・・腹立つ。

言い方一つ一つがむかつく。

「沙羅は何も悪くないよ?」
「うーん、でも1回話してみたいし
行ってくるね!」
「俺も行こうか?」
「大丈夫!じゃあ行ってきまーすっ」

久々にこんな苛立ちを感じた。


今この部屋にいるのは男5人。
輝は朝食のときなどのいすに座り、
優さんはソファ。
俺もソファ。
優ちゃんと空は立ったまま。

なんというか・・・
気まずい空気に包まれる。

「優」
「・・・何?」

空と優ちゃんが向かい合う。

「まだ・・・好きなんだろ?」
「・・・」
「じゃあ聞くことかえる。
あいつはどうして来たんだ?」

これはきっとみんなが知りたいと思う。

「たって・・・」
「え?」
「彼氏と別れたって・・・」

そういえば前聞いた。
優ちゃんを振った後、
5歳年上の彼氏ができたって。
< 42 / 191 >

この作品をシェア

pagetop