危険な同居人!?

友達*綾乃

30人ほどの前に立たされている今。

「え~今日からこのクラスに入る。
楠木綾乃。みんな仲良くするように」
じゃあ挨拶、と真ん中に立たされた。

「えっと、楠木綾乃です!
皆さん、仲良くしてくださいっ!!」
見た感じだけどみんな優しそう。

「ちなみに楠木は特別寮だ」

そう先生が言うとみんなの顔が歪んだ、
気がした。
「じゃあ楠木あそこ座って」
「・・・はいっ」

窓側の1番後ろだった。
すると前のいかにもギャルって子が
話しかけてきた。
「綾乃って呼んでいい?
うち倉木愛海!まなって呼んで!」

話し方は少し関西弁が混じった子。
「じゃあまなって呼ぶね!」
「先生特別寮言うてたけど
もしかしてあのイケメンばっかの?」

・・・イケメン?
まぁそゆことになるのか?
「う・・・うん?」
「まぢ!?じゃあお願いあるんやけど!」
「ん?」
「遥君のメアド聞いて??」

遥・・・?
まなと遥・・・?

身長的にはまなの方が高い。
見た感じも合わない気がするけど・・・

「好きなの?」
「うん・・・」


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