危険な同居人!?
「ん~探すっていっても
ここ広いからな~」

ここはいろんな店が並んでる。
簡単には見つからない。

「ねぇ僕?
お名前教えてくれるかな?」
「・・・鈴木翔也」

言っちゃうんだ。

「かっこいい名前だねっ!」
「えへへ~っ」

ニカッと笑った。
やっぱ子供らしい笑顔だ。

「よしっ」
そう気合?を入れた綾乃は
叫びだした。

「鈴木翔也君のお母さん
いませんかーっ!?」
この辺のみんなが振り返る。

しかし綾乃は気にせず
叫び続ける。

「・・・ケホッ」
綾乃はむせた。
そりゃそうだ。
あれから少なくとも
1時間はたってるだろう。

「ん~見つからないな・・・」
「・・・ママ~」

子供はまた泣き出す。
「大丈夫!ママはお姉ちゃんが
絶対見つけるから!」
「・・・うん」
綾乃は子供の頭を撫で
優しく微笑んだ。

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