‡不思議な彼は雨男
‡一目惚れ
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次の日の天気は大雨。
今日会えなきゃいつ会えるんだというくらいの雨だ。
私は今度こそ百合に雨男を見せてあげようとしたんだけど‥
なんでいないの!?
「‥やっぱり化かされてるんだよ雫。」
「百合ー!!」
また百合に置いていかれた!!
「あれが百合ちゃん?」
「そう、最近私が変なこと言うから冷たいの。」
「変なこと?」
「そうだよ。だって雨男が…え、なんで!?いつの間に!」
「さっきから後ろにいたよ。」
雨男はさらりと答えた。