‡不思議な彼は雨男
まるで別の世界からやってきた人みたいだ。
「へーぇ。優等生みたいな顔つきなのに。」
「ハハハ。実は頭の中は空っぽなんだ。
‥雫。今日は学校ないんだよね?」
「うん。買い物行こうと思って‥」
私は腕に下げてある白い鞄を振って見せた。
「ついてっていいかな?雫が良ければだけど‥」
え?それってある意味デートってことに‥
「どうしたの?顔が赤いけど大丈夫?」
「え‥うん!いいよ。全然大丈夫!!」
私はレインと一緒に町に出かけた。