Square Love
「真季はあたしの家庭教師だった。中学三年の時に出逢って、お互い一目惚れ。二人共真剣だった。結婚も考えてたの。」
それから知春はしばらく無言で
やっと発した声は震えていた。
「でもね…でも…付き合って二年が経った…私が高校二年生になった頃…。あの日…バイクで海に行く約束してたの…。真季は珍しく寝坊して…。電話がきた。」
『知春?ごめん寝坊した!!今から急いで行くから!本当ごめんな!!』
「これが真季の最後の言葉…。」