Square Love


病院に着くと
先生の後に続いて病室へ向かった。

いざ部屋の前に来ると怖くて中に入れない。

金縛りにあったように
ドアの前から動けなくなってしまった。

ダイが心配そうに私を覗き込んだ。


「大丈夫か?無理するなよ。冬希悪いけど先に知春のとこにいってやって。」


「あぁ…わかった。」


冬希の声は震えていた。


< 66 / 152 >

この作品をシェア

pagetop