高校生マフィア02
「…へー……」
俺はどっかりソファに行儀悪く座りながら、誰が見てもぶすっとして見える顔で頷いた
朱雀さんは内心やれやれと思ってると思うけど、笑顔だった
「ね。」
「まぁ…確かに?俺1人で警察敵に回して雪姫引き戻すなんて出来ねぇし…」
「そうだよ。何かあってからじゃ困るもん」
爽樹も多分、最初は納得いかなかったと思うけど俺の肩に手を置いて言った
何か悔しいな
力及ばず。ってカンジ?
すげー心配性な雪姫ママを安心させられるような良い訳は何個でも浮かぶけど
警察のトップの雪姫パパは確かに怖い。基本良い人だけど怖い
「あーーーーっ。これじゃ学校でしか会えねぇじゃんっ」